domingo, 27 de novembro de 2011

第4部(1)豊富な「水力」成長下支え 世界3位のベロモンテ水力発電所

リスザル(左上)やワニ(同下)が生息するアマゾンの密林。「開発か環境か」で揺れ続ける=ブラジル・アマゾナス州(早坂洋祐撮影)
 
第4部(1)豊富な「水力」成長下支え 世界3位のベロモンテ水力発電所

 眼前に広がる密林がすべてダムの底へ沈む…。ブラジル北東部パラ州、世界最大の河川アマゾン川の支流沿い。完成すれば発電量で世界3位となる「ベロモンテ水力発電所」の建設予定地へ日本のメディアとして初めて足を踏み入れた。

  アマゾンの地方都市アルタミラから南へ赤土の道を車で2時間以上。濃い緑色をしたシングー川沿いにトタン家屋が点在する集落が現れた。ダムは完成すると高 さ90メートル、幅3・5キロ。琵琶湖の面積の約8割の熱帯雨林516平方キロが水没し、この集落を含め先住民族ら1万6千人が立ち退きを迫られるとし て、国内外から批判を浴びている。
 総工費110億ドル(約8800億円)、総発電量はわが国の標準的な原発10基分に相当する1100万 キロワット。中国の三峡ダム、ブラジルとパラグアイにまたがるイタイプ水力発電所に次ぐ規模であり、2015年の電力供給開始を目指し、ブラジル政府は6 月1日、ダムの着工を認可した。
 新興国BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国)の一角、ブラジルの経済成長を 「水力」が下支えしている。地球上の淡水の2割はブラジルにある。水力発電所が600余りあり、国際エネルギー機関(IEA)によれば電力供給は08年、 水力80%、火力13%、原子力3%。主要国で特異な存在だ。
 だが、立命館大学の小池洋一教授(62)=開発経済学=は「供給が不安定な 上、サンパウロなど大都市までの送電距離が長く供給ロスが多い」と話す。01年には渇水で電力が不足し全土で今夏のわが国同様、25%の節電が行われた。 近年も成長に供給が追いつかず停電が頻発している。
 ブラジルでは現在、リオデジャネイロ州の大西洋岸にあるアングラ原発1、2号機の運転 と3号機の建設が進む。運転中の2基は不具合などでしばしば停止するため、点滅を繰り返す「ホタル」と揶揄されるが、ロバン鉱山エネルギー相(74)は地 震や津波が極めて起きにくい地域にあるとして「世界で最も安全だ」と述べている。
 一方で、批判を押し切る形でベロモンテ水力発電所の着工が認可されたのと同じ日、ロバン氏は新たに建設予定だった原発4基の計画見直しも表明したのだった。
By Sankey.Jp

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